参加型イベント
EVENT
参加型イベント詳細
東京大学 × 積水ハウス 共同研究シンポジウム
~ソーシャルライフをひらく〜ウェルビーイングな暮らしと地域のデザイン〜
“ソーシャルライフ”とは、一人ひとりが人と社会の未来に歓迎される暮らしを送り、幸せを感じるライフスタイルのこと。人生100年時代への突入やコロナ禍を経て、既存の価値観にもとづく暮らしや働き方、生き方はダイナミックに変化しつつあります。その変化のなかには個人の幸せの追求だけでなく、地域や未来の幸せも見据えた実践が生まれています。
東京大学大学院情報学環と積水ハウス総合住宅研究所の共同研究チーム(ソーシャルライフ研究会)は、今後の住まいの空間とそこでのサービスのデザイン、まちや社会の仕組みづくりの可能性と課題を社会デザインの視点も交えながら明らかにしてきました。当シンポジウムが、ソーシャルライフの社会実装を場・対象・担い手などさまざまな視点から考え、具体的な提案の入口へと結び付ける機会となることを期待しております。
こんな方におすすめ
新しい暮らし方や働き方に興味がある
住まいやまちづくりに興味がある
社会貢献や地域活動に関心をもっている
開催概要
スケジュール
| 14:00〜15:10 | 開会のご挨拶 積水ハウス株式会社 総合住宅研究所 所長 東田 豊彦 第一部 研究報告 |
| 15:10〜15:20 | 休憩 |
| 15:20〜17:00 | 第二部 パネルディスカッション まとめ・閉会のご挨拶 |
| 17:00〜18:00 | 名刺交換会・交流会(自由参加) |
※当日変更の可能性があります
登壇者(敬称略)

研究報告1「進化の視点からのソーシャルライフ」
佐倉 統
実践女子大学教授 東京大学名誉教授
進化生物学の理論を軸足に、現代社会と科学技術のあらまほしき関係を探求中。人類の進化という長い過程の中に現在の科学技術文明を置き直してみることで、突破口を得ることが目標。著書に『科学とはなにか』(講談社)、『わたしたちはどこから来てどこへ行くのか?』(ブロンズ新社/中公文庫)、『科学の横道』(中公新書)、『「便利」は人を不幸にする』(新潮選書)など。

研究報告2「ソーシャルライフとは何か」
中村 陽一
立教大学名誉教授 東京大学大学院情報学環特任教授
一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ代表理事
東京大学社会情報研究所客員助教授、都留文科大学文学部教授、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授・法学部教授・社会デザイン研究所所長等を経て現職。民学産官協働によるまちづくり、社会デザインの専門家として NPO / NGO、ソーシャルビジネス、CSR、パーパス経営等幅広くカバーしている。著書に『社会デザインをひらく』ミネルヴァ書房、2024 年、他多数。

研究報告3「住まい・暮らし視点からのソーシャルライフ」
彌重 功
積水ハウス株式会社 総合住宅研究所 シニア・スペシャリスト
京都大学工学部建築学科卒。積水ハウス株式会社に入社後、都市開発事業部門を経て現在は住生活研究に従事。ライフステージの変化や多様化するライフスタイルの視点をふまえ、心豊かに暮らすための住まいとまちのデザインを探究。シニアライフ、住まいへの愛着、ウェルビーイングな暮らし、まちづくり・コミュニティ形成を主な研究領域とする。著書に『愛着のある家、物語のある暮らし』(西山夘三記念すまい・まちづくり文庫)等。

キーノートスピーチ1「物語思考によるライフデザイン」
梅本 龍夫
有限会社アイグラム代表取締役 物語ナビゲーター
立教大学大学院社会デザイン研究科客員教授
慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学ビジネススクール卒(MBA)。NTT、ベインなどを経て、株式会社サザビー(現サザビーリーグ)取締役経営企画室長に就任。創業社長鈴木陸三氏の右腕として同社の第二創業を推進。スターバックスコーヒージャパン立ち上げ総責任者。物語マトリクス理論を提唱し、物語による変革支援を実践中。

キーノートスピーチ2「個と世界をつなぐ創造」
津川 恵理
建築家/ALTEMY一級建築士事務所代表
文化庁新進芸術家海外研修員として、Diller Scofidio+ Renfro (NY)に勤務。
神戸市主催さんきたアモーレ広場デザインコンペ最優秀賞受賞を機に、帰国しALTEMY設立。
主なプロジェクトに、サンキタ広場、まちの保育園 南青山、庭と織物–The Shades of Shadows @HOSOO GARALLY、渋谷公園通り2040デザインコンペ最優秀賞など。主な受賞歴に、国土交通省主催都市景観大賞特別賞、土木学会デザイン賞優秀賞、東京藝術大学エメラルド賞、日本空間デザイン賞、グッドデザイン賞など。

キーノートスピーチ3「ソーシャルとキャリアを接続する」
高瀬 桃子
東京大学大学院情報学環特任研究員
大学卒業後、環境NGOで環境教育や自然保護普及活動に従事した後、主に横浜でソーシャルビジネスやNPO団体の支援に携わる。なかでもボランティア活動の一種であるプロボノに関わった経験から、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に入学し、プロボノの個人的な意義に関する研究を行なった。現在は研究員のほか、大学非常勤講師、キャリアコンサルタント、研修講師などパラレルに活動している。

モデレーター
町野 弘明
一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク 代表理事
株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツ 代表取締役社長
2001年日本初のソーシャル・マーケティング専門のプロデュース・ファーム「株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツ」を創業、2008年度から経済産業省「ソーシャルビジネス推進イニシアティブ」事務局長を務める。2010年、日本初のソーシャルビジネス事業者を中心とした経済団体「一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク(SBN)」の設立に関わり、2021年、‟倫理的経済先導団体”を目指すべく代表理事に就任。2011年には、陸前高田を中心とした復興まちづくり会社「なつかしい未来創造株式会社」の取締役副社長に就任、以後、創造的復興を意図する様々な事業にも取組む。
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