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【開催報告】
第1回「主体的な関わり・学びを引き出すデジタル地域経営」研究会
地域のQOLの向上や、情報の見える化・発信、つながりや関係性の見える化、デジタルだけではない地域を身近に感じる多様な観点での まちづくり、活性化に取り組む研究会として、第1回「主体的な関わり・学びを引き出すデジタル地域経営」研究会を開催いたしました。
「ソーシャル・コミュニティとデジタル地域経営」をテーマとして、様々なデザイン思考や身近なICTにより、ステイクホルダーの主体的参加による共創や学び直しが図れる、これからのエリアマネジメントやエコシステムのあり方や道具立てを考え、多彩な研究者や実践者による、横浜をフィールドにした多角的なスタディについて、活発な討論を行いました。
横浜ランドマークタワー7階の「横浜市立大学みなとみらいサテライトキャンバス」にて企業や大学、様々な団体に所属されている方から個人事業の方まで幅広い多くの方にお越しいただき、イベント終了後の交流会まで盛り上がるイベントとなりました。
ご挨拶
はじめに、一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ(SDBL)常務理事の町野 弘明 氏より、今回のイベントテーマである「ソーシャル・コミュニティとデジタル地域経営」に込められた思いを交え、ご挨拶いただきました。
ゲストトーク
エコッツェリア協会 コミュニティ研究所長、SDGsビジネス・プロデューサー 田口 真司 氏
記念すべき第1回目の研究会のゲストトークには、エコッツェリア協会 コミュニティ研究所長、SDGsビジネス・プロデューサーで「東京・丸の内発 ソーシャル・コミュニティが社会を創る」の著者である、田口 真司 氏をお招きし、お話を伺いました。
大手町・丸の内・有楽町地区での大丸有まちづくり協議会の活動や、東京・大手町で三菱地所が運営するサードプレイス「3×3Lab Future」での対話を通じた様々な価値創造、ソーシャルイノベーションの取り組みをご紹介いただきました。お話の後半では、コロナの前後で変わった事、変わらなかった事、ご自身が大事にしている価値観をご紹介いただきました。
コアメンバーセッション
次に、コアメンバー・セッションに移ります。
コアメンバーを代表して、横浜市立大学 国際教養学部 学部長/教授の鈴木 伸治 氏から「横浜の地域コミュニティと課題」について、“変化を起こす取り組みを始めなくては”、というご自身の課題感から現在、取り組まれている活動をご紹介いただきました。
続いて、コアメンバーの皆さまをお招きし、各メンバーの自己紹介と、本研究会への想いをお話いただきました。
一般社団法人 日本リビングラボネットワーク代表理事 木村 篤信 氏
一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ 事務局長 三尾 幸司 氏
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事 杉浦 裕樹 氏
一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ 常務理事 町野 弘明 氏
「主体的な関わり・学びを引き出す」には、同質化したメンバーではなく、多様なメンバーでのディスカッションが有効ではないか、という意見がありました。
また、デジタルツールの活用という観点では、コミュニティにおける情報の伝播、どのように情報を伝えていくのか、という場面における行政や様々な組織・団体と市民を繋ぐ仕組みをどのように作るのか、しかし、仕組みを作っただけでは解決しないことがある、という意見が出ました。
DXという文脈における注目すべきポイントとして、デジタルは情報感度の高い、若者がコミュニティに参加するキッカケとなり、更に多様性が生まれて、コミュニティの新陳代謝を促し、繋がりが強化されるのではないか、という指摘がありました。
参加者からも、「こんな狭いエリアに、こんなにも魅力やコンテンツが詰まっているエリアは無いと思っている」、「昔の横浜をデジタルの力で、コンテンツを残し、学びに繋がるのではないかと思っている」などのコメントをいただきました。
最後に、コアメンバーお一人、お一人から、「横浜から主体的な関わりを発信していこう!」と力強いメッセージをいただき、大盛況のうちに終了いたしました。
今後も継続的に研究会を開催して、議論を進めてまいります。
ご興味ある方、参加したい方は、お気軽にSDBL事務局(info@sdbl.or.jp)までお問い合わせください!