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【開催報告】\日本ファンドレイジング協会共催企画/
お金の使い方と社会的インパクトを考える
『fromMe』カードゲーム体験会

『fromMe』カードゲーム体験会
~お金が紡ぐ社会的インパクトを体感する~
1. はじめに
2025年9月17日、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペースにて開催された「お金の使い方と社会的インパクトを考える『fromMe』カードゲーム体験会」。
本イベントは、カードゲーム『from Me』を通して、私たち一人ひとりの「お金の使い方」が社会にどのような影響をもたらすのかを、楽しみながら対話し体感することを目的に開催されました。
「寄付」「消費」「投資」「貯蓄」など日常に密接なテーマを、ゲーム形式で探究することで、参加者が主体的に社会課題に向き合うきっかけを生むことを狙いとしています。
詳しくはこちら
カードゲーム「from Me」とは
寄付、投資、消費、貯蓄など、お金の使い方を通じて自分のウェルビーイング(幸福)の向上とお金の使い方の関係性を疑似体験できるカードゲームです。寄付だけでなく、「社会課題」や「NPO」、自分たちにどういったアクションがとれるのかをゲームを通して楽しく学べます。

2. ゲーム体験:fromMeが動き出す瞬間
イベントの中心となった『from Me』カードゲームは、全3ターンで構成。
1ターン目・2ターン目は、自分のゴールや手元のカードをじっくり見つめる様子が多く、比較的静かな進行でした。
しかし、3ターン目に入ったタイミングで、ある参加者が「もっと良い世の中にしなきゃ、環境に良いことを皆でやろう!」と呼びかけると、空気が一変。
参加者全員が互いのアクションやカードを共有しながら、協力して「より良い社会」の実現を目指す動きへとつながりました。
「あの瞬間、みんなの視点が“自分”から“社会全体”に変わった気がした」


3. 全国フードバンク推進協議会の活動紹介

後半パートにて実施された全国フードバンク推進協議会によるレクチャーでは、以下のようなトピックが紹介されました
- ・フードバンクとは何か、どんな人たちがどんな理由で支援を受けているのか
- ・食品ロスと子どもの貧困の現状(統計データや具体的なエピソード)
- ・寄付がどう活用され、どのように社会にインパクトを与えているのか

このレクチャーを通じて、ゲーム体験が“現実の社会課題”とつながっていることを実感し、参加者の意識がより高まった場面となりました。
4. 贈呈式:寄付のかたちで思いを届ける
レクチャー後には、参加者の皆さんからいただいた参加費の一部を、全国フードバンク推進協議会へ「寄付」として贈呈する贈呈式が行われました。
参加者代表から目録が手渡され、寄付という具体的な行動によって、学びが現実のアクションへとつながる瞬間となりました。

5. 対話と振り返り:多様な視点が交差する
ゲーム後はファシリテーターによる問いかけのもと、グループごとの振り返りと対話が行われました。

参加者のアンケートからも、気づきと学びにあふれた声が多数寄せられています:
- ・「同じゲームでも人によって価値観が違うのが面白い」
- ・「ゲームを通じて“支援”に関する具体的なアクションを考えられた」
- ・「実際の社会課題と結びつけて振り返れたのが良かった」
- ・「寄付や支援について、今までより前向きに考えられそう」
- ・「自分の“お金の流れ”を可視化することで、普段の行動に気づけた」
6. 今後の展望とメッセージ
今回の『fromMe』体験会は、ゲームという手法を通じて、参加者が能動的に社会を考える場となりました。
今後もSDBLでは、お金と社会的インパクトを体験できる「from Me」を通じた様々な学びと交流の場を広げてまいります。

7. イベント概要
- イベント名:お金の使い方と社会的インパクトを考える『fromMe』カードゲーム体験会
- 日時:2025年9月17日(水)15:00〜17:30
- 場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース(東京都渋谷区)
- 共催:社会デザイン・ビジネスラボ(SDBL)、日本ファンドレイジング協会
《ご参加いただいた皆さま》
