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【開催報告】第1回 社会デザイン・ビジネスラボ in 青森
新規事業アイデアソン ~地域の“食”を考えよう~
社会デザインビジネスラボの初めての地方開催となる第1回社会デザイン・ビジネスラボ in 青森(主催:青森市産官学連携プラットフォーム)を2020年11月8日(日)9:00~12:00にオンラインにて開催しました。
当初は午前・午後を通して集合形式で講演やディスカッションを実施する予定でしたが、青森県内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、一部内容を変更しての開催となりました。
今回は「食」をテーマに、地域と食に関するビジネスを行っている2名の方にご講演いただきました。参加者からはさまざまな質問が出され、活発な議論が交わされました。
2020年11月8日(日)09:00~12:00
会場:オンライン(Zoom)
会長挨拶
はじめに、社会デザイン・ビジネスラボ会長の中村よりご挨拶いたしました。 現代では、20世紀まで通用していた社会課題解決の処方箋が通用しなくなっており、既存の枠組みを越えた課題解決策が必要であることが述べられました。
ウィズコロナ社会でのさまざまな課題に触れ、今後の社会変容とともに、私たちの仕事や生活にも変化がもたらされること、 その中でビジネスにはどのような役割が求められているかなどお話いたしました。
社会デザイン・ビジネスラボの紹介
続いて、社会デザイン・ビジネスラボ事務局長の三尾より、 ラボの目的や「企業と個人と社会をつなぐ」というコンセプト、活動内容などの説明を行いました。
研究会ではさまざまな企業と連携しながら、毎回テーマを決めてワークショップを実施し、 その中でアイディアが生まれればプロジェクト化しています。これまで実施した研究会の様子も紹介しました。 今後の展開として、さまざまな地域と連携した活動も予定しています。
【基調講演①】地域の食ビジネスの課題と可能性
続いて、当日プレゼンターにご講演いただきました。
大学2年生の頃のある原体験がきっかけとなって今の仕事をしているというプレゼンター。起業をするうえで、 何を理由にその事業に取り組むのかはとても大事だと語ります。
「一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に」をミッションとして掲げた宮治氏は、 周囲の猛反対を受けながらも、業界改革に取り組んでいきます。 みやじ豚の旨さの秘訣や、サステイナブルなビジネスモデルについても説明がありました。
地域で起業するには、本当に困っている地域の人たちの「声」をよく聞き吸い上げること、 地域資源の捉え方を変えて、あるものをどう活かすか考える「プロデューサー」役となることが重要であると述べられました。 物が溢れている現代だからこそ、商品だけではなく、企業理念や経営理念の内容などもますます問われてくるなどといったお話もしてくださいました。
【基調講演②】地域に根ざし、ともに育つビジネスとは
次にご講演くださったのは、カンボジアでのスタディツアーや留学時代の行動など、学生時代からさまざまな挑戦をされていたプレゼンター。
現在の仕事に繋がるさまざまな体験をお話くださいました。
ゴルフ場で働く社員から、仕事をするうえで「何を目標にしていいのかわからない」と言われ衝撃を受けたことをきっかけに、 「みんなが幸せを実感できるゴルフ場」を目指し、さまざまな挑戦をはじめます。
「トライすることを楽しむ」をモットーに、10年間で700のチャレンジをするというプロジェクトを起ち上げ。 自社だけでなく、地域からアイディアを募集し、実施支援をすることで、地域とともにさまざまなプロジェクトを実施していきます。
これからは、人とのつながり・関係性に価値が生まれる時代だと強調されていました。
質疑応答
プレゼンターの講演後には、地域と連携していく方法やマーケティング等について、参加者からさまざまな質問が出されました。
今回のセミナーは青森県の学生や県内企業の方・地域活動に携わる方など、20名程の方にご参加いただきました。
今回は残念ながらワークショップを実施することが出来ませんでしたが、今後は意見交換会なども企画し、この繋がりを大事にしていければと思っています。