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【開催報告】第2回 SDBL in 青森
新規事業アイデアソン~地域課題解決とSDGs~

社会デザイン・ビジネスラボの地方開催として、第2回社会デザイン・ビジネスラボin青森(主催:青森市産官学連携プラットフォーム)を実施しました。 今回はSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに、2021年2月6日(土)・7日(日)の2日間に渡ってオンラインで開催しました。

日時:2021年2月6日(土)・7日(日)

概要

ウィズコロナ、アフターコロナの世界では、持続可能な経営・地域づくりがますます求められてきます。 今回は「SDGs」をテーマとして、青森にはどのような地域課題があり、 それらの課題にSDGsの観点からどのようにアプローチしていけるのかを考えました。

講演・ワークショップは全てオンラインで開催し、青森県内の学生・社会人を中心に、 30名程の方にご参加いただきました。

DAY1 オープニング

はじめに、社会デザイン・ビジネスラボ会長中村からのご挨拶として、世界の環境危機に関するさまざまな議論や、 新しい発想の投資がコロナ禍でますます加速する必要があるなどといったお話をいたしました。

続いて、社会デザイン・ビジネスラボ事務局長の三尾より、ラボの設立趣旨や活動について説明いたしました。

講演1「青森の魅力と地域課題」

まずは地域の課題を知るため、青森商工会議所でまちづくりに関わる活動をされている当日プレゼンターからお話をいただきました。

青森市にはおよそ400年の歴史があり、文化的にも歴史的にもさまざまな魅力がある一方、 その良さに気づいていない市民も多いというお話がありました。

多くの地方都市に山積する、人口減少、少子高齢化、空き家・事業継承問題などが青森県でも課題となっています。 これらの課題の解決と将来を見据えた街づくりの推進のため取り組まれている、 ハード面での整備や人材育成事業などが紹介されました。

講演2「SDGsの達成に資する企業の活動~地方創生と企業の成長~」
一般社団法人日本経済団体連合会 SDGs本部統括主幹 長澤 恵美子 氏

次にプレゼンターより、コロナ前から議論されていた持続可能な社会に向かう価値観の台頭と、それがコロナ禍でどのように実践され、 今後どのように発展していくべきかお話いただきました。

国連総会の会議室の写真を背景にお話しくださった長澤氏。臨場感がありました。

まずはコロナ前の社会について、環境問題、リーマンショック、貧困・格差問題など、国際社会から企業に期待されていることは、 創造性とイノベーションの発揮であり、企業のSDGsについての理解と実践を促すためのモデル「Society5.0 for SDGs」をご紹介くださいました。

コロナ後、企業は持続可能な経営に移る準備ができているのかという点について、 企業行動憲章に関するアンケート調査結果を踏まえながらご説明くださいました。

地方においては、「コロナを乗り越える羅針盤にもなっている」SDG達成・社会課題の解決を通じた中小企業の稼ぐ力を 向上させることが重要であるとおっしゃいました。

グループワーク

ここからは、5~6人のグループに分かれて各チームのファシリテーターの進行のもとワークを実施しました。
1日目のワークの流れは以下の通りです。

①チームビルディング 各自自己紹介をして、自分の強みや活用できる資源などを共有しました。

②課題設定 チームで議論したいテーマを決め、そのテーマについて思いつく課題や関連情報を出し合い、深堀りしました。

DAY2 オープニング

はじめに、会長の中村からご挨拶させていただき、事務局長の三尾より1日目のまとめと、2日目の流れの確認をいたしました。

グループワーク

1日目と同じグループに分かれ、引き続きワークを実施しました。2日目のワークの流れは以下の通りです。

①アイディア出し
前日のワークで出された各人の強みと課題を掛け合わせて、ビジネスアイディアを抽出しました。

②ディスカッション
一人が一つアイディアを発表し、それに対してチーム内で意見交換をしました。

③ビジネスプラン
チーム内で出された意見を参考にしながら、各自でビジネスプランシートを作成しました。

④チーム内共有
各自まとめたビジネスプランシートの内容を発表し、チームのメンバーからフィードバックをもらいました。

最後は全員がメインルームに戻り、各チーム一人ずつ、チームで出されたビジネスプランについて発表しました。
発表内容の一部を紹介します。

〇Aチーム
「青森関係づくり大学」。青森に関心がある県外の方と地域を繋げるようなサービス。
学び・体験の場、インターン・ワークショップなどの機会を提供。

〇Bチーム
地域のもの(名産品・伝統工芸品)などの頒布会、青森の魅力スパイラルアップツアーの実施。

〇Cチーム
青森の雪体験ツアー(グランピング)、廃校を活用する旅行アプリの作成

〇Dチーム
人口減少を抑えるための教育の充実

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