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11月18日(金) 、上智大学で「社会問題解決×ビジネス」をテーマに、学生と社会人で意見をぶつけ合うワークショップ「Glocal Station ZERO スタートアップイベント」を開催しました。
学生10名、社会人13名の総勢23名に参加いただき、学生は上智大学生を中心に、社会人は大手企業で働かれている方を中心にスタートアップ、行政、デザイナー、五輪アスリートの方など、社会問題解決に意識の高い、幅広い参加者の皆さんが集まりました。
イベント名にもなっている「Glocal Station ZERO」とは、現役上智大学生と個人と企業と社会をつなぎ、社会課題解決と新規ビジネスを創出する一般社団法人 社会デザイン・ビジネスラボの協働により生まれたプロジェクトで、いままでにない革新的な地域課題の解決アイデアを生み出すこと、地域課題に挑戦したい人の一歩を踏み出すきっかけをつくることをミッションに、異なる価値観を持った人々が集い、共に社会問題と向き合うことができる場づくりを主な取り組みとしています。
今回のイベントは、そのプロジェクトのスタートアップイベントとして、ビジョンや想いをたくさんの方と共有し、これからの活動をアップデートしていくことを目的に開催しました。「”革新的なアイデアが生まれる場所”ってどんな場所?」「自分にとって社会課題に貢献するってどういうこと?」という2つの議題について、学生と社会人で意見をぶつけ合いました。
2つの議題について意見をぶつけ合うディスカッションタイムは、約1時間の時間を取っていたのですが、あっという間に終わってしまいました。ワークショップは、それぞれ自分の考えを付箋に書き出す5分のシンキングタイムと、その付箋をもとに参加者同士で意見交換をしあう15分のディスカッションタイムの2構成で進めていきました。
「”革新的なアイデアが生まれる場所”ってどんな場所?」
「自分にとって社会課題に貢献するってどういうこと?」
という少々答えるのが難しい議題だったにもかかわらず、参加者の皆さんは5分のシンキングタイムのなかで、付箋に黙々と自分の考えを書き出していきます。
同じ議題でも一人ひとりとらえ方が違って、100人いれば100通りの答えが出てくる、まさに「三者三様」という言葉を体現するようなディスカッションとなりました。それでも、参加者の皆さんに共通して出てくるのは「立場は関係ない」「とにかく動くこと、現場を知ることが大事」ということでした。
社会問題に対するアクションに立場は関係ない。とにかく動いて、同じ想いを持つ様々な人がつながることで化学反応が起き、社会問題が少しずつ良くなっていく、そんな雰囲気が会場に生まれていました。
参加した皆さんからは、学生も社会人も共通して「普段出会う機会の少ない方々と話すことができて、発想の仕方、持っているアイデア、社会問題との向き合い方…すべてが新鮮で、自分の価値観や視野が広がった」という声を多くいただきました。また、今後取り上げてほしいテーマを伺うと、少子高齢化や教育、環境問題など20を超えるテーマが上がってきており、この先しばらくGlocal Station ZEROのディスカッションテーマが途切れることはなさそうです。
このような形で、Glocal Station ZEROのスタートアップイベントは無事終了しました。
ですが、Glocal Station ZEROの本番はここからです。
社会課題に対して意識の高い学生と社会人がつながり、イノベーティブな地域課題アクションが広がっていく場づくりを引き続き続けていきます。
また、今後は上智大学だけでなく他の大学との連携を拡大していくとともに、この場で生まれたアイデアをそのままにしておくのではなく、実際にアクションへと移していくことができる、学生×社会人でつくる実践的な場づくりも進めていきたいと思います。
今後の取り組みは、学生メンバーが運営しているGlocal Station ZEROのInstagramで発信していきますので、ぜひフォローをお願いいたします。