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【開催報告】第4回 “サーキュラーエコノミー”と“共創”の関係性
循環型ビジネスの共創コミュニティ

一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ(以下、SDBL)は法人パートナー企業である株式会社ユニソン、株式会社JSOLとの協働プロジェクトとして、『循環型ビジネスの共創コミュニティ』を東海エリアで立ち上げ、2023年より活動を開始しました。
《コミュニティ詳細》
https://sd-bl.net/project/project-2152/
第4回目のイベントとして、株式会社ゴミの学校の東野陽介氏を迎え、同社が企画したサーキュラーコミュニティカードゲームを通して、循環型社会の実現には自治体、企業など様々なセクターや異業種が連携して共創することが欠かせないことを25名の方々に体感して頂きました。

ごみの学校とは?
株式会社ごみの学校は、2023年8月に代表の寺井正幸氏によって立ち上げられた会社。そこに寺井氏の前職の後輩である東野陽介氏が加わり、ごみの概念を覆す活動を繰り広げています。
会社の設立に先立って2021年に立ち上げたfacebookグループ「ごみの学校」は2700人超のコミュニティに成長、約7000名の方々にごみに関する講座を実施した実績を持つ同社です。そのコミュニティは今も拡大し続けています。また、自治体や企業と連携して循環型の事業や取り組みのPRやイベント企画を行っています。

寺井正幸:「ごみの学校」創設者

東野陽介:「ごみの学校」副代表
イントロダクション
サーキュラーコミュニティカードの体験に先立って、東野さんから社会のごみの現状についてレクチャー。参加者の方々の中には、リサイクル事業者もおられゴミ問題の説明に大きく頷かれる場面もありました。
社会課題の大枠を掴んだあとに、ついにゲームへ突入です!

サーキュラーコミュニティカードゲーム体験
「サーキュラーコミュニティカードゲーム」は、コミュニティの中で発生する資源循環やごみの廃棄に関する様々な解決したい課題を、自身が属したチームの技術や強みを考えてアクションすることで、資源循環、社会的な満足度、経済性を競うカードゲームです。
ゲーム参加者は、自治体やプラスチック製造、アパレル産業などのメーカー、廃棄物処理業、教育・研究分野など12の役割に分かれ、それぞれ異なるゴールを目指してチーム内で議論しながら、解決策を実践していきます。
ゲームを通じて体感するのは
・単一の属性だけでは課題は解決しづらい、視野を広げることが大事!
・経済性を両立しないと継続しない、次の手が打てない!
・結局のところ、トライ&エラーが大事!
※ネタバレになるので、詳しくはご説明できません!(笑)是非、皆さん体験してみてください。
各チームともエンジン全開でゴールに向けて突き進みました。

クロージング
ゲーム終了後は、テーブル毎のグループに分かれて振り返りを行いました。
「ゲームを通じ、感じたことや気づいたことは何だったか?」といったファシリテーターからの問いに対して、グループでの対話を行い、相互の理解やサーキュラーエコノミーの課題深堀りや理解を深め合いました。
「自分が持っている情報だけでゴール達成しようとしていた。他の人の呼びかけにもっと聞く耳を持つべきだった」、「他の事業者(プレイヤー)の強みに目を向けることが大切だと感じた」といった感想が発表され、ゲームを通じた体験が、サーキュラーエコノミーの本質を理解する取り組みとして有用であると感じました。
結び
今回も様々なバックグラウンドの方にご参加いただき、ゲームを通じて、まさに「サーキュラーコミュニティ」を体現できるイベントとなりました。ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
我々は、「つながり」が社会課題解決のための着実な一歩となり、サーキュラーエコノミーの生態系実現への一番の近道になると考え “循環型ビジネスの共創コミュニティ”の運営を軸に、このエリアでの実践的なサーキュラーエコノミー活動に貢献したいと考えており、今後も本活動を推進して参ります。
【イベント概要】
日時: 2024年12月17日(火) 14:00~17:30
会場: 株式会社ユニソン コミュニティスペースWAVE千早
主催: 一般社団法人 社会デザイン・ビジネスラボ
共催: 株式会社ユニソン、一般社団法人つなえん、 株式会社JSOL