プロジェクト
PROJECT
プロジェクト詳細
「社会デザイン・ビジネス研究フォーラム」
プロジェクト
社会デザイン・ビジネスラボ(SDBL)では、社会課題解決とビジネスの両立に取り組むトップランナーの実践に学び、地域を越えたつながりを育む場として、「社会デザイン・ビジネス研究フォーラム」を全国各地で開催しています。
2023年の青森を皮切りに、2024年は富山県高岡市、2025年は大阪府堺市と、毎年開催地を変えながら回を重ねてきました。
背景 ― なぜ「研究フォーラム」なのか
気候変動、人口減少、高齢化、地域産業の衰退。いま私たちが向き合う社会課題は、どれも複雑に絡み合っており、一つの企業や団体の努力だけで解決できるものではなくなっています。
一方で、全国に目を向ければ、社会課題を新しいビジネスの種と捉え、事業として解決に挑む実践者が着実に増えています。ただし、その多くは業界や地域の中に閉じており、せっかくの知見や試行錯誤が横につながっていかない ― これが私たちの見てきた現実でした。
研究フォーラムは、こうした各地・各分野の実践者を一堂に集め、最前線の事例を持ち寄って学び合うために生まれた、SDBLの中核プロジェクトです。大企業の新規事業担当者、スタートアップ、大学の研究者、自治体、NPO。立場の異なるプレーヤーが同じテーブルにつくことで、単独では見えなかった連携の可能性が立ち上がってくる。その化学反応を意図的に起こす場が、このフォーラムです。
大切にしていること
フォーラムの発表では、きれいにまとまった成功談よりも、現場の実感や試行錯誤の過程を語ってもらうことを大切にしています。うまくいかなかったことも含めて共有されるからこそ、聞き手は自分の現場に引きつけて考えることができ、発表後の質疑や休憩時間の対話が自然と熱を帯びていきます。
もう一つ大切にしているのが、「その地域で開催する意味」です。社会課題の現れ方は地域ごとに異なります。だからこそフォーラムは毎年開催地を変え、その土地の自治体・大学・地元企業と連携しながらつくっています。
開催地の事例に触れ、開催地に新しいつながりが残る。全国を巡りながら、各地の実践のネットワークを少しずつ編み上げていくことが、このプロジェクトの狙いです。
たとえば第1回の青森では、フォーラム後のオプショナルツアーで山間部の集落を訪ねました。
人が減った集落で小さな売店を営む方に話を聞くと、儲けのためではなく「なくなると寂しいから」続けているのだと話してくれました。外から「もっと人を呼べばいい」と言うのは簡単ですが、それは地元の望みとは限らない ― 参加者がそんな気づきを持ち帰る時間になりました。データや資料だけでは分からない「地域の肌触り」に触れられることも、各地で開催するフォーラムならではの価値だと考えています。

プログラムの特徴
フォーラムは、企業・大学・自治体などによる事例発表を中心とした2日間を軸に開催します。1回の開催でおよそ20の講演・発表が行われ、テーマは資源循環、防災、高齢者福祉、子育て、農業、スポーツ、ロボティクスなど、多岐にわたります。
また、講演の合間には長めの休憩時間を設け、初日の夜には懇親会を開催するなど、参加者同士のネットワーキングの時間を意識的に確保しています。ここで生まれた出会いが、フォーラム後に協業や新しいプロジェクトへ発展した例も少なくありません。
開催地によっては、地域の現場を訪ねるオプショナルツアーも実施しています。青森では山間部の集落を訪ねるツアーを、富山では伝統工芸の工場見学や復興支援チャリティーイベントを行い、「その地域に来たからこそ分かること」を参加者が持ち帰る機会となりました。

これまでの開催
第1回 社会デザイン・ビジネス研究フォーラム2023 in 青森
記念すべき第1回。3日間にわたり、基調講演と各地の取り組み事例の共有、授賞式を実施しました。最終日には希望者によるオプショナルツアーで山間部の集落を訪ね、人口減少の現場を自分の目で確かめる機会となりました。
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第2回 社会デザイン・ビジネス研究フォーラム2024 in 高岡
2024年1月の能登半島地震を受け、復興支援とサステナブルな地域社会づくりを大きなテーマに掲げた回です。災害対策やフェーズフリー、サーキュラーエコノミーなどの事例発表に加え、伝統工芸の現場見学や復興支援チャリティーイベントも行いました。
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第3回 社会デザイン・ビジネス研究フォーラム2025 in 堺
大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスを会場に、「共創・つながりから始まる社会づくり」をテーマに、2日間で20を超える講演・事例発表を実施しました。開催校である大阪公立大学の研究者陣による講演も加わり、ビジネスと研究が同じテーブルに載る、これまでで最も多彩なプログラムとなりました。
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今後に向けて
研究フォーラムは、今後も開催地を変えながら継続していきます。開催のご案内は、イベントページおよびニュースでお知らせします。
また、フォーラムは開催地の皆さまとの連携があってはじめて成り立つプロジェクトです。「うちの地域で開催してほしい」「会場提供や集客で協力できる」「事例発表をしてみたい」 ― そんなお声がけをいつでもお待ちしています。
一般社団法人 社会デザイン・ビジネスラボ
info@sdbl.or.jp
